
病気や事故などで髪を失った子供たちにウィッグを届けるヘアドネーション。ここ数年で広く知られるようになりました。
では、どのくらいの長さがあればヘアドネーションは可能なのでしょうか?
15cmや20cmでも受け付けてもらえるのか、あるいは31cm以上でないとダメなのか。
この記事では、ヘアドネーションの条件を確認しながら、短めの髪でも可能なケースや、条件に合わなかった場合の選択肢についてもご紹介します。
ヘアドネーションについて
1. ヘアドネーションに必要な髪の長さは?

「ヘアドネーションとして髪を寄付したいけれど、何センチあれば大丈夫?」そう疑問に思う方は多いかもしれません。
とくに、30cm以下の髪でも大丈夫なのか、迷うところですよね。
通常、医療用のフルウィッグ(頭全体を覆うタイプ)をつくるには、最低でも31cm以上の髪の長さが必要とされています。
これは多くのヘアドネーション団体で共通の基準となっています。
2. なぜ31cm必要なのか
ヘアドネーションとして寄付された髪は、ウィッグの土台に1本ずつ丁寧に植え込まれていきます。
このとき、髪は「二つ折り」にして使われるため、たとえば31cmの髪を使うと見た目の長さはおよそ15cmになります。
この15cmというのが、髪が自然にスタイルを保てるギリギリの長さです。それより短い髪は立ち上がってしまい、自然な仕上がりにならないため使うことができません。
つまり、髪の毛を二つに折って使う工程があるからこそ、最低でも31cmの長さが必要になるというわけです。
では、31cmに届かない髪はカットしたら捨てるしかないのでしょうか?
実は、ヘアドネーションに必要な長さに満たない髪でも、別の形で活用する方法があるんです。
15cmや20cmの髪を活用する方法
1. プロダクトや美容業界に活用

ヘアドネーションに必要な長さに満たない15cmや20cmの髪を活用する方法、そのサポートをしているのが私たちHair Giftが提供している髪の毛の買取サービスです。
Hair Giftでは、15cmから髪の毛の買取が可能で、ヘアカラーやパーマの経験があってもOKなため、ヘアドネーションとして寄付が難しい髪も活用することができます。
買取した15cmや20cmの髪の毛は、企業やサロン等へ販売をさせていただき、主に以下のような用途で活用されます。
- 製品開発時の品質テスト(評価毛)
シャンプーやトリートメントなどの開発・検証用に - 美容室でのカラーテスト
実際の人毛を使ったテスト、トレーニング用に
つまり、ウィッグとして髪を活用するのではなく、プロダクトや美容業界に活用するという選択肢です。
また、31cm以上の長さがある髪の毛については、上記の用途以外にもウィッグやエクステンションの素材として活用することができます。
2. どうすれば買い取ってもらえるの?
基本的には、ヘアドネーションと同じ方法でカットしていただければOKです。

カット時のポイント
カット後、買取に必要な髪の写真と情報をご送付ください。
査定金額にご納得いただけましたら発送をしていただき、お買取となります。
詳しい買取の手順はこちらからご確認ください。
15cmや20cmでも大丈夫
ヘアドネーションでは、基本的に31cm以上の長さが必要です。それは、ウィッグとして自然な見た目を保つために、髪を「二つ折り」にして使うことが理由です。しかし15cm〜20cmの髪の毛も、製品開発や美容室でのテストなどしっかりと役立てる道があります。
ヘアドネーションも、買取サービスも、「髪を役立てたい」という想いに変わりはありません。「寄付は難しいけれど、せっかく伸ばした髪を活かしたい」そんな方は、Hair Giftの髪の毛買取サービスをぜひご利用ください!

Hair Giftは、大切に伸ばした髪の毛を15cmからお買取いたします